2017年12月29日金曜日

年末年始休業のお知らせ

 今年もあとわずかになりました。29日は当社も仕事納めです。
 今日は大掃除日和ですね!

雨樋にたまったセコイアの落ち葉を取り除く作業。
けっこうな量がたまります。


吹抜けのガラスなどを拭く作業。
ガラスがきれいになると嬉しいですね~


年末は庭師さんも入ってくれるので、庭がとてもきれいにります。
これで気持ち良くお正月が迎えられます!

 当社は12月30日(土)~1月5日(金)までお休みとなります。
 1月6日(土)より営業を始めます。どうぞよろしくお願い致します。


 今年も大変お世話になり、ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 寒い日が続いておりますので、くれぐれもお体に気をつけて、よいお年をお迎えくださいませ。

2017年11月12日日曜日

紅葉

 早いもので11月も半ばになり、会社のセコイアの葉もだいぶ黄色くなりました。なぜ秋になると木の葉っぱは黄色や赤色に変わるのでしょう?

 春から夏の緑色の葉っぱには、緑色のクロロフィルと黄色のカロテノイドという色素が含まれているそうです。クロロフィルには太陽の光を吸収して栄養分の糖をつくる働きがあり、カロテノイドはそれを助けています。
 秋になって日が短くなってくると、クロロフィルは分解され数が減ります。それで残ったカロテノイドが目立つようになり、葉は黄色くなります。
 カエデなどでは、葉の中にたまっていた糖が変化してアントシアニンという赤い色素ができ、葉が赤くなります。アントシアニンには、クロロフィルがなくなった後の葉を太陽の光から守る働きがあるといわれているそうです。(上毛新聞 週刊風っ子11/12号より)

 毎年のこととは言え、この時期の紅葉は秋を感じさせ、私たちの目を楽しませてくれますね。そのうち葉が落ち始め、掃除が大変な時期がやってきますが、今しばらくは美しい紅葉と、室内に差し込む気持ち良い木洩れ日を存分に味わいたいものです








2017年10月31日火曜日

色づく秋

 早いもので10月も今日で終わり、明日から11月ですね~今年も残り少なくなってきたことを実感します…
 当社の庭のセコイアの大木も色づき始めました。先日の台風で枝が少し落ちましたが、大きな被害はなくほっとしています。秋の青空は本当にきれいですね!
 
 行楽の秋、芸術の秋、スポ-ツの秋、音楽の秋、読書の秋…物思いに耽るも良し、何か新しいことにチャレンジするも良し、過ごしやすい季節を思う存分楽しみたいものですね。
 寒くなってきましたので、皆様、くれぐれもお体に気をつけてお過ごしください!






2017年10月13日金曜日

「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」展

 東京国立近代美術館に「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」展を見に行きました。
 この展覧会は日本の建築家56組による75件の住宅建築を、400点を超える模型、図面、写真、映像などを通して紹介する大きな展覧会です。2016年秋からローマ、ロンドンを巡回し、いよいよこの7月に東京で開幕しました。
 時系列ではなくテーマごとの展示になっているので、戦後の「日本の家」の特徴や実験的な試みをとても理解しやすい展示になっています。

 建築家が施主と共に作る創意工夫あふれる個人住宅。戦後、暮しや家族のあり方の変化、遊びの要素、新しい技術や材料など、古い伝統から解き放たれて、様々な試みを建築に取り入れてきたことがよくわかりました。

 しかし、現在の住宅を取り巻く状況を見ると、どんどん保守的でつまらないものになっているような感じがします。戦後の実験的な試みはどこへ行ってしまったのか…いろいろ考えさせられました。
 
 この展覧会は10月29日まで開催されています。図面や模型、映像などたくさんあってとてもおもしろいです!「住宅」に興味のある方はぜひお出かけください。







2017年9月4日月曜日

「外のれん」で西日をカット!

 秋の気配を感じる今日この頃です。寒暖の差が激しくて体調管理が難しいですね…
 皆様、くれぐれもご自愛くださいませ。

 当社ロビ-を訪れた方によく「これだけ窓が大きいと夏暑いでしょう?」と言われることがあります。確かに2階の天井まである吹抜けの窓は大きいですが、夏の間は陽が部屋に射し込むことはほとんどありません。太陽の南中高度の影響で、夏は真上近くから陽が射すため、屋根にはよく陽があたりますが、南の壁面にはほとんど陽があたらないのです。冬は太陽の南中高度が低くなるので、南窓から部屋の奥の方まで日射しが入ってきます。
 昔から日本の家は南向きに建て、しかも南面には掃き出しの大きな窓を設けるのが基本でした。夏は陽が当らず、冬は陽が降り注ぐという、南面の都合の良い特徴を生かした作りになっているわけです。

 これに対し東西の壁面は誠に都合が悪く、夏は東の窓から朝日が、西の窓から夕日が強烈に射し込んできて、室内の気温を上昇させる原因になっています。
 夏を少しでも涼しく快適に過ごすためには、よしずやグリ-ンカ-テンなどを使って、室外で日射しを遮ってやることが大変有効です。

 当社では強烈な朝日や西日をカットするため、「外のれん」をかけています。カ-テン屋さんに注文して作ってもらいました。レ-スのカ-テンが窓の外にぶらさがっているといった感じでしょうか。
*昔は冬用のものを暖簾(のれん)、夏用のものを涼簾(りょうれん)と呼んだそうです。





 グリ-ンカ-テンはめんどくさい、よしずは室内が暗くなるし、強風で飛んで行くのが心配…何かいい方法はないだろうかと考え思いついたアイデアです。のれんはひらひらとそよぐので、よしずと違って風通しも悪くなりません。
 シ-ズンが終わったら洗濯して仕舞います。「外のれん」のおかげもあって、当社はこの夏もエアコンをほとんど使わず過ごすことができました。汚れはしますが、破れたりすることもなく何年も使用できます。あまり手間もかからず経済的です。

 東西南北の陽の当たり方は季節によってそれぞれ異なる特徴があります。この特性をよく知って、太陽の恵みを上手く取り入れたり、遮ったりすることは、健康的な省エネ生活の基本であると言えるでしょう。

2017年8月8日火曜日

シ-リングファンで快適に!



 


 残暑お見舞い申し上げます。
 この時期、室内を快適に保つためにはシ-リングファンが欠かせません。
気温が高くても、風が吹いて空気が動いていれば、エアコンがなくても楽に過ごせます。
 当社ロビ-もほとんどエアコンは使わず、その代わり1日中シ-リングファンが回っています。さすがに35℃を越えるとク-ラ-を入れることもありますが、その場合も、シ-リングファンがあれば設定温度が高めでも大丈夫です。
 当社のお客様で、ダイニングの天井に小型のシ-リングファンを設置した方もいらっしゃいます。ダイニングテ-ブルが涼しいと、暑い夏でも食が進むそうです。


 
 人が感じる体感温度は単に気温だけでなく、湿度や気流(風)、放射熱などの要素が複雑に絡んで影響を与えています。そのため室内を快適に保つ解決策はひとつとは限りません。
 湿気を吸ってくれる無垢の木材を内装に使う、地窓や欄間窓などを設け風通しを良くする、よしず、すだれなどで陽を遮るなど、昔ながらの知恵や工夫も大いに有効です。

 シ-リングファンは、寒い時期は、スト-ブの温かい空気を建物全体に循環させてくれます。夏も冬も大活躍のシ-リングファン、本当に働きものです!
 


 
 

2017年7月6日木曜日

梅雨時でもさわやかで快適!

 蒸し暑い日が続いて、寒暖差もあり体調の管理が難しい今日この頃です。この時期は家の中もジメジメして、洗濯物なども乾きにくく困りますね…

 「梅雨時でも家の中がさわやかで快適です。」というお客さまの声をよく耳にします。それは木材の調湿作用のおかげです。
 
 木材の細胞の壁を作っているセルロ-スは、水の分子と強く結びつく性質を持っています。木材は通常の大気中では重量の15%程度の水分を含んでいるとされていますが、大気中の湿度が上がってくると水分を吸い込み、湿度が下がってくると水分を吐き出します。つまり常に大気の湿度を一定に保とうとするわけです。木造の室内ですと湿度を60%前後に保とうとします。
 林野庁が行った調査によりますと、柱1本にビ-ル瓶3本分の水分が含まれており、そのうち1本分の水分を吸ったり吐いたりしているということです。
 また、7mm板の天井、木の柱、土壁、障子が入った8畳間では、大型のバケツ1杯分の水分を調節できるというデ-タもあります。 
(日本林業調査会「木材に強くなる本」より)

 木、土、紙といった日本で昔から住宅の材料として使われてきた自然素材は、室内の湿度を快適な状態に保ってくれるありがたい存在です。蒸し暑い夏を快適に衛生的に過ごすことができますし、冬は過度な乾燥を防ぐことでインフルエンザウイルスの繁殖を抑えるという効果もあります。しかも電気代がかかりません!
 しかし反面、湿気を吸ったり吐いたりすることで、伸びたり縮んだりするという欠点も自然素材にはあります。材木は多少ひび割れたり狂いが出ることもある、というデメリットも理解した上で上手に利用することが大切だと思います。




2017年5月30日火曜日

空間の嗜(たしな)み

殿様と雲助

 「楽あれば苦あり」ということわざは、楽な時もあれば苦しい時もあるという、「時間」軸上の苦楽の意味として使われます。しかし、古いいろはかるたの絵札には、雲助が旦那の乗ったカゴを担いでいる絵が描かれているものがあります。なるほど「どこかで楽をしている人がいればどこかで苦労している人がいる」という、「空間」上の苦楽として解釈することも可能です。
 
 「遠き慮(おもんぱかり)なければ、必ず近き憂いあり」という論語の言葉も、遠い将来のことまでよく考えて行動しないと、必ず近い将来困ることが起こる、という「時間の遠近」で使われますが、「遠き慮り」を遠い世間のことまで考えた広い視野、「近き憂い」を身近なトラブルと言う風に「空間の遠近」で解釈しても、「視野が狭いと些細なことが心配になる」というような、もっともな教訓として捉えることができると思います。
 

人生という空間

 時間と空間というのは、グラフの縦軸と横軸のように切っても切れない関係にあるように思います。森羅万象はすべて時間と空間の中にあります。私たちは「人生という時間」と共に「人生という空間」も生きているのです。
 
 慌ただしい日常の中、現代人は時間を絶えず意識しています。通勤中、仕事中、食事中、睡眠時間、見たい番組の時間、休日の外出…。時計を見なくても、あちこちから聞こえてくる音楽や機械音が発するリズムが時を刻みます。

 
 しかし、時計もなく、テレビやラジオから音楽が流れてくることも無かった時代、人々は時間とか空間という概念をはっきりと分けて意識していたでしょうか。
 太陽や月の動き、雨や風、せせらぎや波の音、人の声、鳥や虫の鳴き声…。
 あけぼの、黄昏時、夜のとばり…。
 すっかり日が暮れるまで夢中になって遊んだ子供の頃のように、むしろ時間と空間が一体となった「間」や「気配」、「雰囲気」を敏感に感じ取っていたのではないかと思います。
 

「時」は金なり 「空間」は…

 さて、現代の日常生活において、時間だけでなく、もう少し「自分が今どんな空間に身を置いているか」ということも積極的に意識してみたらどうなるでしょうか。
 
 たとえば通勤時間。満員電車や渋滞の車内で情報収集や語学学習をするのは、時間を有効に使うという点では良いアイデアですが、空間的には寂しい気がします。一方、人や自然を眺め、季節を五感で感じながら自転車で通勤する場合は、「通勤空間」が充実している感じがします。

 
 たとえば休日。私の場合、今日1日という「時間」を有意義に使おうと思うと、家の中でだらだら過ごすよりは、どこかへ出かけて、「今日も何かしたぞ」という充実感を得ようと考えます。しかし、今日という「空間」を充実させようと意識したとき、真っ先に思いつくのは身の周りを整えることです。

 
 庭の草刈り、花壇の手入れ、部屋の片付け、そして犬や猫にもブラッシング。
 気持ちもスッキリ、庭も家も生き物も、身の周りのみんな生き生きと美しく輝きだす中、好きな音楽を聴きながら紅茶を一杯。
 ほとんど丸一日かけてようやく手にする至福のとき
「生きている間に、あとどれだけこの空間に浸っていられるだろうか…」。
「時は金なり 空間は幸福なり」。
 いわば「空間の嗜(たしな)み」といった趣きです。

 「慌ただしく忙しい毎日から脱出したい…」。もしかしたら「時間」よりも「空間」に、ヒントがあるかもしれませんね。
中島桂一


2017年5月27日土曜日

完成見学会開催しました!

 夏のように暑かったり、雨が降って寒くなったりと気温差が激しいですね…くれぐれもお体に気をつけてお過ごしくださいませ。

 先日太田市にて完成見学会を開催致しました。
お忙しい中、たくさんの方にご来場いただき、誠にありがとうございました。









 合理的な動線でコンパクトにまとまっている2階建ての住宅です。延べ床面積は38.1坪(1階27.3坪、2階10.8坪)。
 子育ての時期から親との同居や介護、老後の生活のことまで、よく考えて設計しました。薪スト-ブやウッドデッキ、畳コ-ナ-やサロン・ワ-クスペ-スなど、日々の生活を楽しく充実させるアイデアがいっぱいです!
 断熱材は羊毛を使用。吸湿性、透湿性のある(ベ-パ-バリヤ-フリ-)構造で、体に優しい省エネ住宅です。
 


45度東に向いてる敷地に対し、建物を大胆に真南に向けることで、
日当たりや近隣との関係を良好に保つよう工夫しました。




玄関ポ-チはレッドシダ-を使った鎧張り。
広い軒下で雨の日も安心です。




玄関脇の土間収納




薪スト-ブを中心にした約12畳のリビングダイニング。
床は栃木県日光の杉板。素足で歩くと柔らかくて気持ちが良いです。
子供たちが遊び回るリビングにはぴったりです。
壁は珪藻土、天井はパイン材。自然素材を適材適所に多用しました。
薪スト-ブはノルウェイ製。寒い冬も楽しく過ごせそうですね。









キッチンにもつながる3畳の畳コ-ナ-。
食事スペ-スや子供の遊び場など、多目的に使えて便利です。










キッチンの収納は、使い勝手に合わせ
大工さんが造作しました。




1階に配置した約6畳の寝室。
南側のウッドデッキは布団を干すのにとても便利です。




1階洗面。脱衣室に置きがちな洗面台を
リビングの近くに配置。これも大工さんが造作しました。




夏は涼しく、冬は温かい空気を部屋全体に
循環させる役割を果たすシ-リングファン。
ただの飾りではありません。




2階ホ-ルと子供室。天井高2.1mにも挑戦。
圧迫感もなく、省エネが期待できそうです。




2階子供室(7畳)。




読書コ-ナ-と納戸。
勾配天井がワクワク感をそそり、子供の想像力を刺激します。




1階の独立したサロン・ワ-クスペ-ス(8.7畳)。床板はウォルナット。
将来親御さんとの同居も想定し、洗面、トイレも隣接しています。




デッキ材はブラジル産のイタウバ。

2017年3月13日月曜日

もうすぐ完成!

 3月に入りだいぶ暖かい日が増えてきました。とはいえ朝晩はまだ寒く、乾燥も気になります。季節の変わり目、くれぐれもお体に気をつけてお過ごしください。

 ただ今太田市内にて建設中の現場です。工事は順調に進み、来月完成予定です!



 

2017年2月17日金曜日

春の兆し

 早いもので2月も半ばを過ぎました。今日はとても暖かいですね~
花が咲き始め、冬眠から覚めた鯉も動き出しました。
 まだ寒い日もあるかとは思いますが、確実に春を感じる季節になり、少しずつ気持ちも軽く楽しくなってきたような気がします。




2017年1月29日日曜日

ロウバイ

 大寒も過ぎ、日中は暖かい日も増え、少し春の気配を感じるようになってきました。今月も残り少なくなりましたが、2月に入っても油断はできませんね。大雪の記憶が蘇ります‥
 庭のロウバイがきれいに輝いて、目を楽しませてくれています。


2017年1月20日金曜日

 雪が降り始めました。
今日は朝から薪スト-ブが大活躍。スト-ブのそばを離れられません…



 土間のガススト-ブも朝から付けっぱなしです。ついでに豆を煮ています。菅平の知人にいただいた花豆ですが、煮るのは初めて。さてうまくいくかな…こんな日は何にもやる気がしませんが、豆を煮るにはちょうど良いですね~
 厳しい寒さが続いておりますが、どうぞ暖かくしてお過ごしください。



2017年1月10日火曜日

少林山七草大祭だるま市

 6日、7日は少林山七草大祭だるま市が開催されました。
6日には蝋燭能、7日には金子三勇士さんのピアノコンサ-トも開かれました。



 長い階段、途中で休みながらがんばって登りました。





 境内には、御祈祷の受付、だるまやお札の納め所、おみくじを引く場所など、一昨年当社が作って納めた組み立て式の小屋や結界が大活躍していて嬉しかったです!
おみくじは大吉!!


 とても暖かくいい天気、気持ち良い日でした。眺めも素晴らしい!


 屋台もたくさん出ていました。
もつ煮や肉まん、焼きそばなどを食べてお腹も満足。


 大講堂では金子三勇士さんのピアノコンサ-トが開催されました。
演奏はもちろんのこと、お話もおもしろく、何とリクエストにも応えてくださるという大サ-ビス!ピアノが壊れてしまうのではないかと心配になるほどの迫力ある演奏でした。

 新しいだるまさんも買い、我が家にやってきました。今年も力強く見守ってくださいね~