2017年9月4日月曜日

「外のれん」で西日をカット!

 秋の気配を感じる今日この頃です。寒暖の差が激しくて体調管理が難しいですね…
 皆様、くれぐれもご自愛くださいませ。

 当社ロビ-を訪れた方によく「これだけ窓が大きいと夏暑いでしょう?」と言われることがあります。確かに2階の天井まである吹抜けの窓は大きいですが、夏の間は陽が部屋に射し込むことはほとんどありません。太陽の南中高度の影響で、夏は真上近くから陽が射すため、屋根にはよく陽があたりますが、南の壁面にはほとんど陽があたらないのです。冬は太陽の南中高度が低くなるので、南窓から部屋の奥の方まで日射しが入ってきます。
 昔から日本の家は南向きに建て、しかも南面には掃き出しの大きな窓を設けるのが基本でした。夏は陽が当らず、冬は陽が降り注ぐという、南面の都合の良い特徴を生かした作りになっているわけです。

 これに対し東西の壁面は誠に都合が悪く、夏は東の窓から朝日が、西の窓から夕日が強烈に射し込んできて、室内の気温を上昇させる原因になっています。
 夏を少しでも涼しく快適に過ごすためには、よしずやグリ-ンカ-テンなどを使って、室外で日射しを遮ってやることが大変有効です。

 当社では強烈な朝日や西日をカットするため、「外のれん」をかけています。カ-テン屋さんに注文して作ってもらいました。レ-スのカ-テンが窓の外にぶらさがっているといった感じでしょうか。
*昔は冬用のものを暖簾(のれん)、夏用のものを涼簾(りょうれん)と呼んだそうです。





 グリ-ンカ-テンはめんどくさい、よしずは室内が暗くなるし、強風で飛んで行くのが心配…何かいい方法はないだろうかと考え思いついたアイデアです。のれんはひらひらとそよぐので、よしずと違って風通しも悪くなりません。
 シ-ズンが終わったら洗濯して仕舞います。「外のれん」のおかげもあって、当社はこの夏もエアコンをほとんど使わず過ごすことができました。汚れはしますが、破れたりすることもなく何年も使用できます。あまり手間もかからず経済的です。

 東西南北の陽の当たり方は季節によってそれぞれ異なる特徴があります。この特性をよく知って、太陽の恵みを上手く取り入れたり、遮ったりすることは、健康的な省エネ生活の基本であると言えるでしょう。